横浜信金、職員の救助活動を表彰 AEDで来店客救う
2023.10.27 18:40
横浜信用金庫(横浜市、大前茂理事長)は10月27日、倒れた来店客に対しAED(自動体外式除細動器)で迅速な救助活動を行った鴨居支店を表彰した。同日の支店長会議開催前に中村俊樹専務が富田純一支店長に表彰状を手渡した。
4月27日、70代の男性が来店し、ATMの列に並んでいたところ卒倒。窓口にいた女性職員が目撃し、生貝康隆次長へ報告した。生貝次長は約1週間前に視聴したAEDの庫内ビデオ研修の内容を思い出しAEDを使用。2度の電気ショックの後、心臓マッサージを行い救急隊へ繋ぎ、男性は一命を取り留めた。
連休前でATMの列に並んでいる来店客が多くいたため、報告を受けた富田支店長は店内の顧客誘導を対応。ほかの職員も救急車や近くにある交番への連絡などで連携。来店から約30分の出来事だったが「いい連携ができた」(富田支店長)とし、「勤めてきたなかでも初めての体験だった。状況把握をしっかりして、迅速に第一歩を踏み出せるかが重要だと学んだ」と語る。
同支店は、今回の救助活動で8月に地元の消防署から表彰を受けている。
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