川口信金、CLO融資の募集枠3倍 2日間で9割申し込み
2023.10.18 18:09川口信用金庫(埼玉県、木村幹雄理事長)は10月17日、日本政策金融公庫のCLO(ローン担保証券)スキームを活用した無担保融資商品「SDGs地方創生ローン」の取り扱いを始めた。即日で募集枠に達した2022年度の3倍となる15億円を確保。2日目で、申し込みが募集枠の9割を超えた。
新ローンは、日本公庫の定める中小企業者などに500万~2000万円を、5年2カ月~5年6カ月融資するもの。信用保証協会の信用保証付き融資と別枠で申し込みできるため、同融資枠を使えない先の資金繰りニーズに対応できる。
同スキームでは、同信金が中小企業に無担保で融資。債権譲渡せずに、日本公庫とクレジット・デフォルト・スワップ契約(損失補償契約)を締結し証券化するもの。貸付債権の信用リスクを日本公庫に移転することで、同信金はリスクを軽減できる。日本公庫は信用リスクを特別目的会社に移転させて証券化。投資家に向けて広く販売する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に