アンカー社、「シップファイナンス」でセミナー 地域銀60行超から500人

2023.10.17 11:03
貸出・ローン セミナー
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会場にはほぼ満員の150人が集まり、最新動向に耳を傾けた(10月16日、TKPガーデンシティプレミアム京橋)

船舶投資ファンドを運営するアンカー・シップ・パートナーズ(ASP、東京都)は10月16日、シップファイナンスをテーマにしたセミナーを東京都内で開いた。液化天然ガス(LNG)運搬船の最新状況やファイナンススキームなどについて説明した。オンライン配信とのハイブリッド形式で開催し、地域銀行60行超から約500人を集めた。


関係者は「LNG運搬船の場合、足元の総船価は1隻当たり300億円。船に対する世界的な需要の高まりやインフレの影響で、総船価は数年前に比べて50億円程度上昇している」と話し、資金ニーズが強まっていることを説明した。


当日は、日本郵船の井浪康之執行役員がLNGのマーケット状況や、同社のLNG戦略について講演した。三井住友信託銀行の担当者は、シップファイナンスの実務を解説。ロシア問題など地政学的リスクを交えて、金融機関が抑えておくべき要点を挙げた。会場の参加者は熱心にメモを取っていた。

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