九州北部信金協、知財セミナー開催 ワークショップで理解深める

2023.10.16 21:01
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知的財産の活用のポイントを説明するPATRADEの富澤代表(10月16日、黒崎ひびしんホール)

九州北部信用金庫協会(野村廣美会長=福岡ひびき信用金庫会長)は10月16日、黒崎ひびしんホールで知的財産活用セミナー&ワークショップを開催した。北九州地区の取引先企業から13人が参加。地域企業の知的財産権について理解を深め、開放特許を活用した新製品開発の考えを学んだ。


同セミナーはこれまで、久留米・佐賀・諫早(サテライト)会場で実施。①知的財産の基礎②知財ビジネスマッチング③新製品ワークショップ――の3部構成で行った。1部は「知的財産の基本を学ぼう」をテーマに、古賀特許商標事務所で弁理士の古賀真二氏が講演。知的財産権や商標権、特許権などを説明した。


2部は、PATRADEの富澤正代表が「知財ビジネスマッチングとは?」で講演。知財活用のポイントを解説し、「開放特許を活用した場合、新商品開発のアイデアや大企業のブランド力により自社の知名度がアップする」などのメリットを強調した。3部では「新製品開発ワークショップ」を行い、15の開放特許の中から活用できそうなものを考案し、専門家を交えながらグループワークで議論した。


同協会の篠原幸治専務理事は「セミナーを通して多くの企業から関心を持っていただいた。職員も知財などの相談が来たら、本部や専門家と連携して支援できるように期待したい」と話した。

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