4カ月連続で据え置き 九州・沖縄の景気 日銀福岡支店

2023.10.13 18:34
景気
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会見する大山支店長(10月13日、日銀福岡支店)
会見する大山支店長(10月13日、日銀福岡支店)

日本銀行福岡支店は10月13日、10月の九州・沖縄の金融経済概況を発表した。景気全体の判断は「緩やかに回復している」とし、4カ月連続で据え置いた。


主要7項目のうち、「住宅投資」の判断を「持ち直しの動きがみられている」から「横ばい圏内の動きとなっている」に下方修正した。引き下げは2022年11月以来、11カ月ぶり。用地不足やコスト高に伴い、貸家の着工水準が低下したことを踏まえた。


個人消費は、新型コロナウイルスの5類移行後、初の夏休みが終了したが、反動減は相対的に小さく、回復基調は継続しているとみている。


大山慎介支店長は設備投資意欲が旺盛な点や個人消費が堅調な一方、海外経済の減速や倒産件数の増加、人手不足などの懸念材料をあげ、「(現状を天気で表すと)晴れているが、雲が若干出ている状態」と話した。

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