金融界の着服事件、2020年は82件、3年で2.7倍、収入減やストレス要因に
2021.01.29 05:00
本紙調査で判明した金融機関行職員の着服・横領事件が、2020年に82件に上り、前年比5割増えた。17年の30件からは2.7倍に膨らんでおり、内部管理体制の強化が急務となっている。(16面に詳報) 傾向的には、30―40代の中堅・管理職層の犯行が目立つ。金融監査コンプライアンス研究所の宇佐美豊代表は、働き方改革や収益環境の悪化に伴う手取り...