福島県5信金、御宿場印プロジェクト始動 奥州街道を活性化

2023.10.12 18:30
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キックオフミーティングに参加した信金の理事長や関係市町村の首長ら(10月12日、白河市)
キックオフミーティングに参加した信金の理事長や関係市町村の首長ら(10月12日、白河市)

福島県の奥州街道沿いに本店を置く5信用金庫(郡山、白河、須賀川、二本松、福島)は10月14日、「御宿場印めぐり」の福島県プロジェクトを始動する。各地域の観光案内所や商店で御宿場印を販売することで観光客を呼び込み、交流人口を拡大する狙い。同12日には各信金の理事長らが奥州街道の玄関口である白河市に集結し、キックオフセレモニーを開いた。


同プロジェクトは、発起人である足立成和信用金庫(東京都、土屋武司理事長)の呼びかけにより開始。福島県内の白坂宿から貝田宿までの32宿場・36種の御宿場印を1枚300円で販売する。作成には沿線の市町村や地元の書道家、中学校・高校の書道部などから協力を受け、地域の名所を描くなど工夫を凝らした。


また10月中に、奥州街道沿いの栃木県を含む関東圏の御宿場印の販売もスタートする予定。


参加信金を代表して、福島県信用金庫協会の樋口郁雄会長(福島信金理事長)は「これを機に来街者が増え、奥州街道沿線が活気ある地域となることに期待する」とあいさつ。足立成和信金の土屋理事長は「御宿場印を活用して、福島の地を盛り上げてもらえれば」と力を込めた。


御宿場印プロジェクトは2021年4月、コロナ禍による地域経済の疲弊と歴史散策や御朱印・御城印集めへの注目の高まりを背景に、足立成和信金が中心となり開始。福島県内では、すでに会津信用金庫が会津西街道のプロジェクトに参加するなど、取り組みが広がっている。

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