鹿児島信金の松下さん、地元開催の国体出場 三段跳びで優勝目指す
2023.10.07 04:20
鹿児島信用金庫(鹿児島県、市川博海理事長)鴨池支店の松下悠太郎さん(23)は、10月7日から鹿児島県で開かれる特別国民体育大会(国体)に陸上競技の三段跳び種目で鹿児島県代表として出場する。
入庫1年目の新卒職員。営業店では、主に口座開設の処理など後方事務を担っている。初めての業務ばかりで覚えることも多いが、仕事と練習の両立に励んでおり、さらに営業など他業務への意欲も見せる。
同信金の許可を得て国体終了まで、週に3、4日ほど午後に早退し、練習を重ねている。引け目もあったが、福永龍二支店長から「陸上で“かしん”をPRするのも大事な仕事。しっかり練習して」と背中を押してもらった。
中学生から競技を始め、大学入学当初まで競技成績は伸び悩んだというが、4年生で臨んだ2022年の日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)では3位の表彰台入りを果たした。
国体選出後は、走り込みなどで足腰を鍛え、助走スピードをつける練習を重ねてきた。「目標は優勝」と自己ベストの16・12メートルの更新を目指す。持ち味の「踏み込み2歩目の長い滞空時間に注目してほしい」と話す。
同信金は、6月に行われた日本陸上競技選手権大会など全国規模の大会に松下さんが出場できるよう試合参加費など遠征の一部費用を負担して支援してきた。
国体には、同期や本部職員らが応援に駆けつける予定で、松下さんは「支えていただき感謝しかない。声援を力に変えて全力で臨みたい」と気合十分だ。
松下さんが出場する三段跳び決勝戦は、10月13日に鹿児島県立鴨池陸上競技場(白波スタジアム)で行われる。

関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手