きらぼし銀、アクセラレーター開始　5社が事業プレゼン

きらぼし銀行は10月6日、アクセラレータープログラム「KicSpace　Accelerator」を本格始動させた。58社のなかから事前選考を通過した5社が参加する。2回目の開催となる今回は、昨年の参加者から要望が多かったビジネスマッチングのサポートなどを充実させる。

同行SS部ときらぼしコンサルティングからサポートメンバーとして約20人が参加する。同日のピッチイベントでは、ベンチャーキャピタル6社に参加する5社がそれぞれ事業内容を説明。目指す姿や課題などを発表し、2024年2月の最終ピッチを目指す。

トレーディングカードのAI画像認証による鑑定を提供する会社は、カード表面のインクのドット、紙の厚さなどから真贋を判定する技術や、リアルタイムに価格を可視化するサービスについて解説。

ベンチャーキャピタルの担当者からの「伝統のある既存の鑑定事業者は信頼を積み重ねている。そこにどう入り込むのか」といった質問に対して、登壇者は「インフルエンサーなどと協力するほか、警備会社との契約や保険加入によって信頼を獲得する」と答えた。

5カ月間のプログラムでは、勉強会や月1回のメンタリングが予定されており、各社は中間・最終の発表会に向けて準備を進める。