北国FHD、ケニアに現地法人 子会社が24年春設立へ
2023.10.06 18:45
北国フィナンシャルホールディングス(FHD)は10月6日、コンサルティング子会社CCイノベーションがケニアに現地法人を設立する準備に入ったと発表した。同国に拠点を設けるのは邦銀で初という。設立は2024年春を予定している。
ケニアは、技術革新によりデジタル技術が一気に普及し、短期間で急速に変化している国として知られる。また、同国を含むサハラ砂漠以南の中央アフリカは、今後50年先まで人口増加が続くとされ、経済成長も見込まれている。
外務省の2022年の調査ではケニアに進出する日系企業の拠点数は114拠点。現時点ではまだ北国FHDの取引先で進出意欲が高まっている状況にはないが、「10年、20年先を見据え、いち早く進出することで、リーディングカンパニーになれれば」(担当者)とする。
現地法人の体制は、日本人とケニア人の4人程度になる予定。日本人駐在員2人は社内で公募する。事務所は首都のナイロビに置く。日本からの進出支援のほか、進出企業にコンサルティングや融資、グループが持つリソースを生かしたサービスも提供する。
CCイノベーションの海外現地法人は、タイ、ベトナム、シンガポール、中国に続いて5拠点目になる。