岐阜商工信組、信組初「法人向けポータル」 取引先の資金繰り管理支援

2023.10.05 18:59
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岐阜商工信用組合(岐阜県、森嶋篤男理事長)は、取引先の資金繰り管理をサポートする「キャッシュマネジメントサービス」の提供を10月から本格的に始める。エメラダのほか信組情報サービス(SKC)との連携で進めてきたもので、法人向けポータルサイトの提供は信組で初となる。


新たな資金繰り管理サービスは、エメラダが提供する「エメラダ・キャッシュマネージャー」に搭載された機能がベース。同信組がSKCに相談を持ち掛け、API(データ連携の接続仕様)連携と合わせたサービス提供が可能になった。


主な機能は、他金融機関口座の一元管理や入出金明細データのクラウド保存など、日々の資金管理をデジタル化できるクラウドサービス。また、インボイス制度での請求書の発行や電子帳簿保存法に対応した書類の保存が可能で、経理業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化やペーパーレス化を支援できる。


今回の導入は、電子帳簿保存法など対応が遅れている企業の支援のほか、資金繰り管理をサポートするのが狙い。同サービスを通じて資金繰り状況や業績推移をオンラインで共有できるため、「リレーションを深め、細かな支援を提供したい」(審査部)考えだ。

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