9月の九州ブロック景気 2カ月ぶり悪化 帝国データ福岡
2023.10.04 18:00帝国データバンク福岡支店は10月4日、9月期の九州ブロックの景気動向調査を発表した。景気DIは47.7(前月比0.6ポイント悪化)で、原材料や燃料の高騰などの影響で2カ月ぶりに悪化。ただ、全国10ブロック別では8カ月連続で首位を維持した。
業界別では、金融業や不動産業など10業界中7業界が悪化した。サービス業は53.2(同1.5ポイント改善)で10業界中唯一、さらに7カ月連続で50台を維持した。
先行きは5カ月ぶりに全3指標で改善した。「3カ月後」が49.9(同0.3ポイント改善)、「6カ月後」が50.0(同0.3ポイント改善)、「1年後」が49.8(同0.1ポイント改善)だった。
帝国データバンク福岡支店は「インバウンド需要のさらなる復調が期待されるが、原燃料高騰の影響も大きく、九州の景気は当面一進一退での推移が見込まれる」としている。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も