北洋銀、スタートアップ研究開発基金に変更 設立10年以内が対象

2023.10.02 21:05
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北洋銀行は10月2日、新技術・新製品の開発を目指す中小企業を資金面で支援する「北洋銀行ドリーム基金」(正式名称=公益財団法人 北洋銀行中小企業新技術研究助成基金)の名称を「北洋銀行スタートアップ研究開発基金」に変更した。


同基金の申し込み要件に「設立10年以内」を加え、スタートアップに特化した基金として新たな取り扱いを始めた。申込期間は同日から11月30日まで。


同基金は1989年に開始。助成金額は1社100万円で、これまで198件、1億9800万円の資金を提供してきた。


ただ、助成先の内訳をみると「設立10年以内のスタートアップは全体の27%にとどまっていた」(地域産業支援部)。政府がスタートアップ支援を明確に打ち出していることに加え、「新技術や新製品の研究開発資金を必要とするのは成熟企業よりもスタートアップ」(同)と判断した。


対象事業者は、原則資本金3億円以下または従業員300人以下かつ設立10年以内の中小企業および個人事業主。選考結果は2024年3月に公表する予定。

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