長野銀、家樹と業務提携 顧客の家系図作成を支援
2023.10.02 20:06長野銀行は10月2日、家系図作成サービスを手掛ける家樹(東京都)とビジネスマッチング契約を締結した。「自分のルーツを知りたい」などといった知的好奇心をくすぐるサービスとして、家系図作成に興味や関心がある顧客に活用を提案する。
家系をさかのぼって戸籍や文献を調査し、四つのプランで家系図を作成する。研究者などの専門チームを編成して戸籍以上の先祖調査まで行う。顧客満足度の向上につなげるツールとして、常陽銀行などの金融機関のほか百貨店などが同社と提携する。
同行では、渉外担当者が顧客ニーズを引き出す際の提案ツールとしての活用を想定する。将来的に相続税対策セミナーなどを開くタイミングで、導入編として同サービスを体験してもらい、終活や相続に興味を持ってもらう施策も検討する。
2022年3月からは鎌倉新書(東京都)と連携して「終活支援サービス」を展開。同行は遺言書作成や遺品整理といった終活相談に専門業者を紹介する。家系図作成サービスと「親和性が高い」(営業統括部)として、シニア顧客の満足度向上や、遺言信託などの終活・相続関連サービスの利用につなげる考え。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- おくやみ 濱詰健二氏が死去 小浜信用金庫理事長
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力
- 中企庁、成長企業の人材課題解決 中小機構が3事業本格化
- 東海東京FHD、地域銀と合弁証券好調 預かり資産3兆円突破