阿波銀、ファンドを2本設立 承継・創業の課題解決へ
2023.10.02 18:44
阿波銀行とグループ子会社の阿波銀キャピタルは10月2日、「あわぎん事業承継投資事業有限責任組合(事業承継ファンド)」と「あわぎん未来創造投資事業有限責任組合(未来創造ファンド)」のファンドを設立した。ファンド総額は、事業承継ファンドが30億円、未来創造ファンドが10億円。
事業承継ファンドは、事業承継に取り組む中小企業などに投資。取締役の派遣を通じた内部体制の整備や人材育成などのハンズオン支援などに取り組みながら、円滑な事業承継に向けた経営課題の解決を進める。
未来創造ファンドでは、創業や新規事業展開、販路開拓を行う中小企業などが投資対象。資金提供とこれまで以上に踏み込んだコンサルティング支援を展開することで、事業の成長を伴走しながらサポートしていく。
ファンドはともに、阿波銀が有限責任組合員として出資するほか、7月に立ち上げた投資専門子会社の阿波銀キャピタルが無限責任組合員としての出資とファンド運営を担う。存続期間は15年(投資期間5年+回収期間10年)。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト