室蘭信金、エリア営業制を導入 支店長職は廃止
2023.09.29 20:02室蘭信用金庫(北海道、山田隆秀理事長)は10月1日、エリア営業体制を導入する。「エリアサポート部」を新設し、営業店全27カ店を五つのエリアに分け、同部担当者とエリア長で重層的に管理する。本部と営業店が一体となり迅速に顧客の課題解決に取り組む狙い。金庫内外のDX(デジタル変革)化などを推進する「未来価値創造部」も新設する。
エリアサポート部は中田裕也理事部長を含め4人体制で、各エリアを担当する「エリア担当マネージャー」は支店長級3人(兼務含む)を配置する。各エリア内の営業店に常駐し、本部と営業店のパイプ役を担うほか取引先訪問も行う。
5エリアは室蘭中央、白老・苫小牧、登別、中島・伊達、札幌。エリア営業体制導入に伴い支店長職を廃止し、責任者としてエリア長を新設した。
未来価値創造部は審査管理部長を兼務する伊藤剛部長を含め6人。システムの導入による業務効率化や、職員の人材育成なども担う。
本部組織は2部増え6部1室になる。
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