遠賀信金、3団体目の指定金業務受託
2023.09.26 17:26遠賀信用金庫(福岡県、岡部憲昭理事長)は9月26日、遠賀・中間地域広域行政事務組合(美浦喜明代表理事=水巻町長)と指定金融機関事務取り扱い業務について契約を締結した。
業務受託開始日は10月1日で、水巻町、遠賀町に続く3団体目。同組合は中間市と芦屋町、岡垣町、遠賀町、水巻町の5団体で構成し、し尿処理施設、火葬施設、ごみ処理施設、消防を共同運営する。
事務について旧態依然のフローを継続してきたため、業務統括部が約1年前から同組合と協議しデジタル化への対応を進めてきた。10月1日からインターネットバンキングを利用し、残高・入出金明細確認、振込・口座振替業務を行うため、双方の担当者の往来をなくす。
また、各施設にキャッシュレス端末の導入を提案しており、今後は現金の取り扱い削減を目指す。
代表理事を務める水巻町の美浦町長は、「このたびは広域行政事務組合の指定金融機関として引き受けていただいて感謝申し上げる」とした。
岡部理事長は「業務の受託は、地域に根差し地域貢献を標ぼうする当金庫の役割。また、今回の締結を機に事務組合自身の業務効率化が実現できたことは非常にうれしい」と話した。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 春の叙勲 金融界から23人
- 政府・与党、ファクタリング強要を警戒 手形の期間短縮で中小悲鳴
- 静岡銀、データ利活用を加速 りそな銀・ブレインパッドと連携
- 銀行・信金、実務型インターン3割 多様な業務内容 理解促す
- 日本公庫、「創業環境は平時に」 融資件数は3年連続増加 飲食・宿泊業が伸長
- 山形銀、新入研修を2カ月に延長 長期宿泊で連帯感醸成
- あおぞら銀、最終赤字498億円に下方修正 繰税資産取り崩しで
- 千葉興業銀、リスク取り農業の実証実験 自前の「イチゴ農園」開設へ
- 多摩信金、ビッグアドバンス導入 マッチングや補助金支援
- リンカーズの商談システム、導入先同士の案件マッチング 浜松いわた信金で32件創出