高松信金、経営者組織が本格始動 取引先との接点強める
2023.09.13 19:09![リーダーズクラブの発足式で挨拶する大橋理事長(9月13日、高松市内)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/e_ae_¾a¿¡e__a_-のコピー.webp)
高松信用金庫(香川県、大橋和夫理事長)は9月13日、経営者向けの会員組織「リーダーズクラブ」を本格始動した。同日、高松市内で開いた発足式には約140人が出席。取引先との接点を強め、事業成長の支援につなげていく。
同クラブは、さまざまな課題に取り組む経営者に「出会い」と「学び」の場を提供するのが目的。経営コンサルティング会社のインクグロウ(東京都)のサポートで4月に設立。発足式時点で取引先約190事業者が参加しており、今後も会員を増やしていく考えだ。
活動は、経営課題別のセミナーを年に複数回企画するほか、インクグロウによる著名人や実務家を講師に招いたオンラインセミナーを多数開催して、学びの機会を提供。会員同士の連携やビジネスマッチングにつながる出会いの場も用意し、事業者の発展と地域経済の活性化に貢献していく。
クラブの会長には取引先の大手住宅メーカー「日進堂」(香川県)の喜久山知哉社長が就任し、「明るく活発な組織にしていく」と強調。特別顧問を務める大橋理事長は「さまざまな経営の悩みが事業者から当金庫に寄せられている。そうした悩みを解決し、香川県の活性化につなげたい」と語った。
発足式には、信金中央金庫四国支店の清田直人支店長やインクグロウの鈴木智博社長も出席。その後、南極地域観測隊の調理隊員を担った経歴を持つ綿貫淳子さんによる記念講演会、会員同士で交流を図る懇親会が開かれた。
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