住友生命、シンガポール関連生保に1000億円追加出資
2023.09.13 18:55住友生命保険は9月13日、シンガポールの生保関連会社「シンガポール ライフ ホールディングス(シングライフ)」に追加出資することを決定したと発表した。9.3億シンガポールドル(約1000億円)を投じ、シングライフの株式25.94%を取得する。出資を通じ、シングライフが持つ保険のデジタル技術を取り込み、サービス向上につなげる。
英保険グループのアビバグループホールディングス(アビバ)が保有する株式を購入する。今回の追加出資により、シングライフ社への出資比率は現行の23.22%から49%超に達し、筆頭株主となる。今後はアビバ以外の株主からの株式購入も視野に入れ、12月末までの出資完了を見込む。
シングライフは2017年設立のスタートアップ保険。保障性商品やユニットリンク型保険を扱うほか、スマホアプリを使った保険サービスの提供に強みを持つ。従業員数は約1200人で、22年末の新契約年換算保険料はシンガポール国内で第6位。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%