2期連続「上昇」超に 九州財務局の法人企業景気予測
2023.09.13 17:48![会見する長野経済調査課長(左、9月13日、熊本地方合同庁舎)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/DSC_3525-scaled.jpg)
九州財務局は9月13日、熊本地方合同庁舎で法人企業景気予測調査を発表した。2023年7~9月期の景況判断BSIに基づく管内4県(熊本・大分・宮崎・鹿児島)の現状判断は0.7%ポイントで2期連続の「上昇」超となった。熊本県は▲2.4%ポイントで7期連続「下降」超だった。10~12月期の全産業の先行きについては管内、熊本県とも「上昇」超の見通し。
現状判断を業種別でみると、管内製造業は「自動車・同附属品製造業」などで「上昇」超、「情報通信機械器具製造業」「木材・木製品製造業」などは「下降」超となり、全体では▲6.7%ポイントの「下降」超となった。
非製造業は「情報通信業」などが「下降」超、「建設業」「小売業」などが「上昇」超で全体では4.0%ポイントの「上昇」超だった。
熊本県内では製造業▲5.7%ポイント、非製造業▲1.1%ポイントで、ともに「下降」超だった。
今回の調査結果について、総務部経済調査課の長野信二課長は、「景気回復の動きが続くなかで海外需要の回復の遅れ、原材料など物価上昇の影響が企業経営者の景況感に反映されたのでは」と分析した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発