高知銀、西支店を新築移転 予約制プラザもオープン
2023.09.11 19:47
高知銀行は9月11日、高知市内の老朽化した西支店を東へ50メートルの国道沿いに移転して新築開店した。同時に同店から西へ1.2キロの旭支店を店舗内店舗化して統合。旧店舗近隣に相談業務に特化した予約制の「旭コンサルティングプラザ」を開設した。人口密集地での店舗統廃合と機能変更を組み合わせ、顧客利便性を維持する。
西支店は熊沢公紀支店長以下行員数13人。すでに2021年に梅田橋支店を店舗内店舗化した。
新店舗は鉄骨造り3階建て、敷地面積1096.54平方メートル、延べ床面積1274.66平方メートル。ATM3台、両替機1台、全自動貸金庫74函、多目的トイレ設置。駐車場17台収容。
3階の会議室は災害発生時に本店が被災した場合などに、業務継続計画(BCP)対策本部を設置することができる。2階ロビーには、同行出資の地域商社こうちが取り扱う商品を展示するコーナーを設けた。所在地は高知市上町5丁目3の3。
同日、西支店でセレモニーが開かれ、海治勝彦頭取、森下勝彦会長など同行関係者と取引先経営者らがテープカットして開店を祝った。
同プラザは、現金を取り扱わない拠点として旧旭支店近隣の国道沿いに同日オープン。行員3人を配置。各種ローンや資産運用相談を担当する。敷地面積244.81平方メートル、床面積89.39平方メートルの平屋建て。内装はポリ塩化ビニル素材を使わないなど環境に配慮した。所在地は高知市旭町3丁目92。

同様のプラザは高知市内の「こうぎん久万川橋プラザ」、「こうぎん相続&暮らしのサポートプラザ」に続き3カ所目。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も