四国銀、キャリア採用者対象に初研修　即戦力の定着へ

四国銀行は9月8日、キャリア採用者（中途採用者）向けの研修を同行本店で実施した。

同行では経営・管理職層から若手層の階層別研修や新卒採用者向け研修は行っていたが、キャリア採用者を対象とした研修の実施は今回が初めて。キャリア採用者同士のコミュニケーションの場となり、研修を機に同行の成長戦略の理解を深め方向性を統一させることを狙いとする。

研修では同行担当者が中期経営計画や人事制度を説明し同行の今後について示した。新卒採用者向け研修で好評だった人材育成を支援するLTV（東京都）の担当者を講師に招き、「脳科学的観点から捉えた巻込力」をテーマに巻込力に欠かせない関係構築スキルや周囲を巻き込む伝え方について講義形式で学んだり、グループワークで話し合ったりした。20～50代の幅広い年齢層のキャリア採用者24人が参加しており、普段は異なる立場や業務環境で仕事をする参加者の貴重な交流の場にもなった。

同行総合企画部は「即戦力であるキャリア採用者に横のつながりができることで（キャリア採用者）ならではの悩みを共有し支え合えると思う、雇用定着につながれば」と期待を込めた。