京葉銀、子ども食堂利用者に仏料理のフルコース

2023.09.05 18:46
社会・地域貢献
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前菜の説明をする貝殻亭の鈴木料理長(右端、9月5日、千葉市内)
前菜の説明をする貝殻亭の鈴木料理長(右端、9月5日、千葉市内)

子ども食堂の利用者に、心に残る食事を味わってもらおうと、京葉銀行は9月5日、フランス料理のフルコースに児童や小中学生、高校生と付き添いの保護者ら18人を無料招待した。千葉市内の会場に集まった児童・生徒たちは、前菜から肉料理、デザートまでを、およそ90分かけて楽しんだ。


「キッズ スペシャルディナー」と題し、千葉市内にある子ども食堂の利用者を招いた。同行が開催してきた食品廃棄削減や地元グルメイベントへの出店者からの寄付金などをもとに実現。料理の腕をふるったのは、千葉県八千代市のレストラン「仏蘭西料理貝殻亭」の鈴木義行料理長ら。


テーブルクロスに、グラスやナイフ、フォーク、スプーン、箸も並ぶ席に案内された小中学生や母親たちは緊張の面持ち。


京葉銀法人営業部の行員が配膳を手伝ったメニューは、サーモンのマリネ、玉ねぎとベーコンのキッシュ、野菜のポタージュ、牛ほほ肉の煮込み、ホワイトチョコのムース、巨峰のコンポート――など。ソースや彩(いろどり)にも凝ったメニューに「これなに―」「おいしそう」などの歓声。箸やフォークなどで思い思いに口に運び、確かめるように味わっていた。


千葉市内の「TSUGAnoわ(つがのわ)子ども食堂」の代表で、今回の「ディナー」への参加を募集した田中照美さんは「京葉銀行と貝殻亭さんに素敵な時間を作ってもらった。大変な思いをしながらも一生懸命生活している皆さんに、少しのご褒美になれば良いと思い、お招きした」。


鈴木料理長は「食べやすいけれど、食べたことのないメニューをイメージした。楽しんでもらえたらうれしい」と。


京葉銀では今後も、食品廃棄削減イベントなどでの寄付金をもとにした、地域や社会への還元・貢献策を検討することにしている。 

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