阿波銀、行員発案でマルシェ開催 取引先の販売機会創出

2023.09.04 10:55
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晴天にも恵まれて多くの人でにぎわった会場(9月3日、吉野川ハイウェイオアシス)
晴天にも恵まれて多くの人でにぎわった会場(9月3日、吉野川ハイウェイオアシス)

阿波銀行は、支店行員が自ら企画したマルシェで地域を盛り上げた。9月3日、行員が発案した「オアシスマルシェ」を徳島県三好郡東みよし町で実現。にぎわいを生み、取引先の販売機会を創出した。


5月に同町内にある加茂支店の阿部康範次長が「地域を活性化させたい」と、マルシェの開催を思い立ったのがきっかけ。そこで徳島自動車道の吉野川サービスエリアに隣接した施設を運営する「吉野川オアシス」に提案したところ、快諾を得た。


出店者募集では、加茂支店など16カ店で構成する県西エリアの行員が奔走。取引先に足を運び、地域の事業者に参加を呼び掛けて回った。コロナ禍でイベントの企画が減っていたこともあり、多くの事業者が積極的に協力してくれたという。



出店者と談笑する加茂支店の勝田裕二支店長(中央)と阿部次長(右、9月3日、吉野川ハイウェイオアシス)
出店者と談笑する加茂支店の勝田裕二支店長(中央)と阿部次長(右、9月3日、吉野川ハイウェイオアシス)

マルシェ当日は、20人以上の行員が集まって会場の設営や来場者の誘導などに協力。会場にはスイーツやパン、地域の特産物など様々なものがずらりと並び、行列が絶えない店も。晴天に恵まれて気温が上がったことから、かき氷を口にする人も目立った。


阿部次長は「多くの人が集まるイベントが最近は少なかった。マルシェを開催することで、少しでも県西エリアへの地域貢献につながれば」と目を細めた。

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