【FIT大阪 ここに注目!(下)】金融庁、ちいきん会が基調講演 多様なセミナー開く
2023.09.03 04:35
西日本最大の金融ITフェア「FIT大阪2023(金融国際情報技術展)」(主催=日本金融通信社、共催=金融ジャーナル社)が9月7日(木)、8日(金)、大阪市のグランフロント大阪で開催される。ニッキンONLINEでは、FIT大阪の見どころを紹介する。(※掲載情報は2023年9月1日時点のものです)→上編はこちら
関係者の生の声が聞ける
今回のFIT大阪のセミナーは28セッション。注目すべきポイントは、半数以上のセミナーで導入している金融機関の声が生で聴けるところだ。当日は、金融機関の担当者らが登壇し、個別の取り組みを紹介する。
セミナーに登壇する金融機関は、ちゅうぎんフィナンシャルグループ、みんなの銀行、常陽銀行、三十三銀行、京都銀行、紀陽銀行、四国銀行、琉球銀行、飯田信用金庫、京都中央信用金庫、大阪信用金庫、大阪商工信用金庫、新宮信用金庫、山梨県民信用組合、近畿産業信用組合、東海労働金庫の16機関。DXによる業務効率化や新規顧客獲得、ポータルサイトの活用方法など多種多様な内容でお送りする。
基調講演は4セッション
メインとなる基調講演は4セッション。各講演の定員は100人。金融機関に役立つ情報が満載だ。
7日は、10時から警察庁が「サイバー空間の脅威の情勢とその対策について」。16時から野村総合研究所が「地方金融機関は、生成AIを業務にどう生かすべきなのか」をそれぞれ講演する。
8日は、10時から金融庁の監督局参事官・岡田大氏が「地域金融行政の現状と課題」を講演。16時からちいきん会が「地域と金融が生み出す新しいネットワーク〜ちいきん会の活動に参加しませんか〜」をテーマに同会発起人で元金融庁職員の菅野大志・山形県西川町長と新田信行代表理事が登壇する。
なお、基調講演は現地のみで聴講でき、野村総合研究所は満席。申込みは先着順のため、興味のある講演へ早めの予約をお忘れなく。
オンラインで後日視聴も可
セミナーの受講には、専用のサイトから9月6日12時までに登録。すでに、満席となったセミナーもあるが、オンラインでの後日配信を実施する。開催日に総合受付や各セミナー会場のプログラムボードに「満席」の表示がない場合は、現地での受講が可能だ。
9月7日から開幕するFIT大阪2023。ぜひ、会場に足を運び、最先端のDXを見てください。
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