福岡県信保協、企業支援の意見交換 ふくおかサポート会議開く
2023.08.23 18:48
福岡県信用保証協会(山﨑建典会長)は8月23日、福岡県中小企業振興センターで「ふくおかサポート会議第13回全体会議」を開催した。同会議に参加する地域金融機関の行職員と九州経済産業局、福岡県などの担当者ら45人が出席。中小企業の支援について意見交換した。
冒頭、福岡県信保協の鹿嶋一彦理事が「金融機関と連携し、事業先の資金繰りと経営のサポートに取り組む」と挨拶した。保証統括部の原田英紀課長は、同会議の活動状況を説明。小松育弘主任は、専門家派遣事業による経営改善計画策定を通じた、中小企業の返済負担軽減や経営改善の事例を紹介した。
その後、中小企業の充実した支援に向けた同会議の在り方について意見交換を行った。福岡銀行や福岡ひびき信用金庫の担当者は「経営改善の支援が難しい企業は、廃業を視野に入れた対応も必要になる」との意見をあげた。それに対し、同協会は「ふくおかサポート会議として、金融機関と事業先が事業継続について協議する場を提供する。案件があれば共有していく」と回答した。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定