近畿地区、台風7号が営業に影響 京都信金は38拠点休業

2023.08.15 11:26
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御堂筋線の運休と運行状況を伝える。(8月15日750ごろ、天王寺駅で)
御堂筋線の運休と運行状況を伝える掲示版(8月15日750ごろ、天王寺駅で)

近畿地方を縦断中の台風7号の影響が、一部金融機関の営業にも及んでいる。


京都信用金庫は8月15日、顧客・職員の安全を優先して支店やローンプラザ38拠点を終日臨時休業にした。京都市内中心部から滋賀県、大阪府にかけての店舗で、前日までに発表されたJRなど交通機関の計画休業状況などを踏まえ、「職員の出勤が難しいと思われる先を本部が指定した」という。該当店は、前日までにATMコーナーなどに貼り紙で臨時休業を告知した。


京都銀行男山支店は停電の影響で15日10時30分現在開店していない。また同行は行員の出勤が困難であることを配慮して本部、営業店の出勤者を最小限にするよう指示した。


きのくに信用金庫は、一部店舗で停電したが、自家発電装置で復旧し、全店9時に開店した。大阪協栄信用組合は、人員の確保が難しいことから、15日加古川支店を臨時休業した。


滋賀銀行、池田泉州銀行、南都銀行、但馬銀行、奈良県内3信金などは15日も通常通り営業を開始した。


大阪管区気象台の発表によると、台風7号は15日9時現在和歌山市付近にあり、中心気圧980ヘクトパスカル(hpa)、風速30m/s、毎時15㎞のスピードで北西に進んでいる。和歌山県那智勝浦町では13日15時の降り始めから15日5時までの総降水量は512ミリに達した。15日6時から翌日までの24時間降水量は近畿地区で250~300ミリを予想している。

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