「とんとん とんかつ食いたいな 蓬莱屋(ほうらいや)がなつかしや」。長野県の山荘で小津安二郎がふざけ半分に作った小唄の一節だ。東京・上野の蓬莱屋は通い続けた馴染(なじ)みの店。映画「秋刀魚の味」のとんかつ屋のシーンでは、店から本物を取り寄せて撮影した▼今年は小津の生誕120年。生涯54本の映画を監督し、家族を題材とする作品を撮り続けた。...
この記事をご覧いただくには会員登録が必要です。
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。
ぜひ、お試しください。
有料会員の申し込み
無料会員でのご登録