しずおかFG、純利益14.0%増 貸出金平残10兆円を突破
2023.07.28 21:01しずおかフィナンシャルグループ(FG)は7月28日、2023年4~6月期決算を発表した。連結業績では経常収益が前年同期比14.8%増の824億円。経常利益は同22.2%増の233億円で2期連続の増収増益となった。親会社株主に帰属する純利益は経常利益増加により同14.0%増の165億円で4期連続の増益。
銀行単体の経常収益が前年同期比16.0%増の715億円。業務粗利益も同17.2%増の414億円。コア業務粗利益は同8.5%(37億円)減の400億円となった。為替変動に伴う外為売買益(51億円)の特殊要因があり、これを除いたコア業務粗利益は3.6%増となる。実質業務純益は、同45.0%(55億円)増の176億円に。要因は、①資金利益(18億円)増②役務取引等利益(10億円)増③国債等関係債権損益は、金利上昇で改善(98億円増)されたため。コア業務純益は同20.2%(41億)減の162億円だが、同特殊要因を除くと同6.5%(10億円)増となる。当期純利益は14.5%増の169億円となり、経常利益・当期純利益いずれも増益となった。
そのほか貸出金は4~6月期平残で10兆円の大台を突破した。中小企業向け貸出がサステナブルファイナンスで8.0%増、個人向けでは住宅・消費者ローンが3.8%増などで総貸出金が4.9%、4719億円増と順調だったことなどが要因。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- おくやみ 濱詰健二氏が死去 小浜信用金庫理事長
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力
- 中企庁、成長企業の人材課題解決 中小機構が3事業本格化
- 東海東京FHD、地域銀と合弁証券好調 預かり資産3兆円突破