姫路信金、地元企業に助成金贈呈 技術開発など支援
2023.07.27 20:12
姫路信用金庫(兵庫県、三宅知行理事長)は7月27日、本店で「ひめしん研究開発支援助成金」の贈呈式を開いた。兵庫県立大学と共同研究を行う事業者が採択の対象で、2023年度は3社が選ばれた。
助成金は、同信金と同大学が産学連携協定を結んだ05年に創設。新製品・新技術に関する研究開発や、新分野の進出を目指す事業が対象で、今回の助成先を含め、これまで延べ73社をサポート。
今回選ばれた事業者は「フジライト工業」「征和建設」「エムズ」。フジライト工業は、製鉄用保温材として使われている「もみ殻」を、肥料として再利用するための技術開発に取り組む。3社とも地域の特徴を生かした事業に挑戦しており、出席した兵庫県立大の畑豊副学長は「採択された事業が次の産業のシーズになってほしい」と話した。姫路信金の三宅智章専務は「産学連携の取り組みの成果が、地域全体で共有できるようになれば」と期待を込め、関係機関への協力を呼びかけた。
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