地場企業の業況DI5期ぶり悪化 福岡商議所が調査
2023.07.26 19:05福岡商工会議所は7月26日、2023年度第1四半期の「地場企業の経営動向調査」を発表した。4~6月の全業種の自社業況DIは、マイナス0.5で、前期(1~3月)比4.6ポイント下降し、5期ぶりに悪化した。原材料高によるコスト増や人手不足に伴う機会損失が要因。
業種別では、運輸・倉庫業と小売業で改善の動きが見られたが、建設業や卸売業、製造業、サービス業で悪化した。
原材料・仕入価格DIはプラス64.9で前期比5.6ポイント下がったものの、高水準で推移。経営上の問題点は「人材難、求人難、定着性の悪化」が全業種で51.6%を占め、2期連続で最多となった。
7~9月の自社業況DIについては今期比3.3ポイント改善しプラス2.8を見込んでいる。