名古屋銀と碧海信金、「若手営業交流研修」初開催　

名古屋銀行と碧海信用金庫（愛知県、山内正幸理事長）は7月21日、「若手営業職交流研修」を開催した。スタートアップ支援などで連携を深めるなか、若手営業職を対象に初めて企画した。会場となった同信金御園支店に、双方から約10人ずつ集まり、優良事例などを共に学んだ。

研修では、外部講師による「後輩育成」の講義だけでなく、グループディスカッションで目指すべきリーダー像について発表。「新規開拓事例」の共有を目的にコンペ形式のグループワークも行い、融資をゴールとせず決済口座の変更で預金取引にまで踏み込んだ事例が表彰された。

研修の最後に、名古屋銀行の吉冨文秀取締役が挨拶。「ライバルだが、地域に貢献してその結果、収益を生むという同じ志を持つ仲間として共に成長できれば」と思いを語った。

両者は、2017年に結んだ女性活躍推進に関する協定を機に女性営業職の合同研修などを実施。直近ではセミナーやスタートアップ支援でも協力するなど連携を深めてきており、今後も連携した取り組みを打ち出していく考えだ。