奈良中央信金、町役場でイヤホン実演会 地域内外での普及に協力

2023.07.21 18:40
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窓口での実演会の様子(7月21日、奈良県田原本町役場)

奈良中央信用金庫(奈良県、高田知彦理事長)が普及支援する「窓口用軟骨伝導聴覚補助イヤホン」が奈良県田原本町役場に採用され、7月21日デモンストレーションが行われた。奈良中央信金が5月に聴覚補助イヤホンの実演会を開いた際、田原本町の職員が参加しており、今回の役場窓口への導入につながった。


軟骨伝導イヤホンは、奈良県立医科大学の細井裕司学長が発見した「軟骨伝導」の仕組みを用いて開発された。耳周辺の軟骨を振動させ鼓膜に伝えるため、一般的なイヤホンより音漏れが少なく、穴が空いていないため清潔さを保ちやすい。


当日は同町役場の長寿介護課窓口で新しいイヤホンを実演。窓口を訪れた人が使い心地を確かめた。同課では、介護認定訪問調査にも必要に応じてイヤホンを携帯し、活用していく予定。


奈良中央信金は地域内外での軟骨伝導イヤホンの普及に力を入れている。7月初めには全店で設置が完了。来店客の反応は上々で、営業店職員からも好評だという。今後も情報発信を行う方針で、大阪・関西万博への参加も検討している。


高田理事長は「金融機関のみならず、役場や病院などに広がってほしい。高齢者の活躍推進につながれば」と期待を示した。



説明会で挨拶する奈良中央信金の高田理事長(中央)(7月21日、奈良県田原本町役場)

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