大分みらい信金、DX展示・体験会開催 生産性向上を支援
2023.07.20 10:39
大分みらい信用金庫(大分県、森田展弘理事長)は7月19日、本店でDX合同展示・体験会を開催した。リコージャパンとの協力で、取引先の中小企業のDX促進による人手不足解消や生産性向上を支援するのが目的。参加者がITツールを実際に触れるなど「DX体験会の実施は九州の信金では初めて」(地域創生企画部)。
同信金は2020年5月、リコージャパンと取引先の生産性向上にかかる経営課題の解決を目的に業務提携を結んだ。取引先にITやDX化のソリューションツールを提供している。
当日はITベンダーなど9社が展示。来場した40人は建設業や宿泊業、医療・福祉に特化したシステムのほか、人材確保に向けたホームページ作成、リモートワークなどに関連するシステムに触れ、より身近にDXを体験した。
同時に「インボイス対応・IT導入補助金セミナー」を実施。オンラインを含め計42人が聴講した。
地域創生企画部は「コロナが明け、業況が回復しつつある企業にとって最大の課題が人材不足。IT化などで少しでもカバーできれば」と期待する。今後、大分県内3信金で生産性向上を目的としたDXに関連する展示・体験会の開催を検討している。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀、公金手数料で合意相次ぐ 約200団体が引き上げ承諾
- 地銀8行、ストラクチャードファイナンス協議会設立 持続可能な地域を実現へ
- 秋田信金、地元パン屋開店を支援 日本公庫と協調融資
- 千葉銀、不正取引のAI検知導入へ 実証実験で判定率90%以上
- 外貨建て保険業績評価 地域銀、半数「見直し」 金融庁の指摘が影響
- 環境省、新たな金融手法開発へ 地銀や地公体にヒアリング
- 筑邦銀、MBA取得を後押し 保有者5人、現場で活躍
- 総務省、公営企業への担保不要に 金融機関の負担軽く
- 全銀ネット、システム障害はメモリ作業領域不足 再発防止へCIO設置
- 地域金融機関、スタートアップ支援を加速 リバネスと人材育成