日本人の貯蓄好きは戦後の産物だ。敗戦で国庫が空っぽの政府は、焼け野原になった国土を復興するため預貯金を奨励。国民のタンス預金を吸い上げ、それを重厚長大産業に投資するグランドデザインを描いた▼その仕掛けの一つが、300万円までは利子が非課税になる少額貯蓄非課税制度(マル優)だった。バブル絶頂期の1988年に廃止されたが、今も個人金融資産の...
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