三島信金、寄付型私募債受託で非常用電源など贈る
2023.07.12 19:28
三島信用金庫(静岡県、高嶋正芳理事長)は7月12日、しんきんSDGs私募債「ちいきのミライ」受託に伴う寄贈品の贈呈式を開いた。3000万円の私募債を発行した富士精工(三島市)が指定した児童養護学校や保育園などを運営する静岡恵明学園(三島市)に、非常用の電源装置二つと保管用の倉庫(計32万円相当)が贈られた。
建設資材の販売、施工を手がける同社の兼子安久会長は「地域の未来を担う学校や団体に寄付したいと考えていた。特に近年は災害も多く、活用していただければ」と話した。寄贈された電源装置などは同学園の赤ちゃんセンター(三島市)に設置される。
高嶋理事長は「今回の寄贈を契機として、未来を担うこどもたちの育成環境がより一層充実されるとともに、両者の友好関係が一層深まってほしい」と話した。また、今回の発行に伴い富士精工に対し、記念の盾を贈呈した。
同私募債は、発行企業が発行額の0.2%相当額以上でSDGs達成に向けた用途の物品を法人や団体に寄贈できるもの。同信金が取り扱うのは、今回で3件目。
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