北陸銀と大垣共立銀、製造業向けに商談会  リンカーズ使い確度高める

2023.07.07 18:37
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商談をする受発注企業の担当者ら(7月7日、富山市内)
商談をする受発注企業の担当者ら(7月7日、富山市内)

北陸銀行と大垣共立銀行は、6~7月に製造業向けの商談会を合同で開催した。両行が導入しているリンカーズ(東京都)のビジネスマッチングシステムを活用し、マッチング確度の高い企業同士の商談の場を設けることで、成約を後押しした。


7月7日に富山市内で開催した商談会には、アルミニウムの加工・販売をする三協マテリアルや、工作機械を製造するコマツNTCなど4社が発注側で参加。受注側は15社が商談に臨んだ。


両行は2006年に業務提携に関する協定書を交わして以降、コロナ前の19年まで、毎年ホテルや大型のホールで大規模なマッチングイベントを実施していた。


4年ぶりの開催となる今回は、「より実のあるものにする」(大垣共立銀の小川真二執行役員法人営業部長)ために、両行が導入しているリンカーズの「Linkers for BANK」(LFB)を活用。銀行が仲介役となり、開催前に同システム上で受発注双方のニーズのすり合わせを入念にした。


製造業の場合、受注側が保有する技術を発注側が細かく把握しておかないと、イベントを通じた成約は難しいため、LFBを使い、システム上で図面や、得意な加工技術などを互いに共有。事前にマッチングの確度を判断することで密度の濃い商談を目指した。


それに伴い、会場の規模も大幅に縮小。7日は北陸銀が入居するオフィスビル内の商談ブースで実施した。


商談会後も銀行側から、参加した受注企業に対してヒアリングにより継続的にフォローし、成約に向け支援する。

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