ペガサス・テック・ベンチャーズ、スタートアップW杯日本予選 京都で初開催
2023.07.07 11:53
米国シリコンバレーに本社を構えるグローバルベンチャーキャピタルのペガサス・テック・ベンチャーズ(アニス・ウッザマンCEO)は、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2023」の日本予選会を7月6日、初めて京都市内で開催した。日本予選会は9月8日に東京会場でも開催されるが、京都大会の優勝者も世界大会への出場権を得る。
京都予選会は、京都大学百周年記念ホールで開催され、135案の応募から選考を経た12社がプレゼンテーション。事業化の経緯、問題意識、市場規模、プレゼン力などを審査基準にした。
優勝は、建築デザインと人工知能(AI)を活用した家電と住宅設備をつなぐスマートホーム技術を発表したHOMMA Groupが獲得。スポンサー賞のJOHNAN賞にはゲノムテクノロジーを応用し、「子宮内フローラ検査」を活用した不妊治療に取り組むVarinos社が選ばれた。
また、予選に先立ち、行われたスペシャル対談では、これまで多くの事業を起業した堀江貴文氏と、ユーグレナ社の出雲充氏らが登壇。堀江氏は「熱意が大切。ひるんではダメ、先ず会場にうけること」とエール。出雲氏は「バイオ燃料事業に進出する際、将来OPEC(石油輸出国機構)の一員になると掲げて笑われた。他人に笑われることを恐れてはいけない」と語った。
ペガサステックはこれまで252先に投資し、18先のユニコーンを育成した。アニスCEOは「優勝者はアメリカでもっと大きなチャンスをつかんでほしい。この大会は多くの人が見ている。今日選ばれなかった皆さんも、投資家から声ががかかるチャンスがある。出場することが大切」と話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト