九州ブロックの景気、6カ月ぶり悪化 帝国データ福岡
2023.07.06 11:32帝国データバンク福岡支店は7月5日、6月期の九州ブロックの景気動向調査を発表した。景気DIは48.2(前月比0.3ポイント悪化)となり、原材料や燃料の高騰などで6カ月ぶりに悪化。ただ、全国10ブロック別では5カ月連続で首位を維持した。
業界別では、建設業や不動産業、運輸・倉庫業など10業界中6業界で悪化した。特に、卸売業は45.7(同1.1ポイント悪化)で6カ月ぶりに前月比を下回った。
先行きは、「6カ月後」が50.9(同0.1ポイント悪化)となったが、「3カ月後」が50.1(同0.1ポイント改善)、「1年後」が50.8(同0.5ポイント改善)で上向いた。
帝国データバンク福岡支店は「人手不足による機会損失などで悩む声が聞かれるが、新型コロナウイルス感染症の5類移行でインバウンド需要が復調傾向にあり、九州の景気は一進一退を繰り返しつつも当面緩やかな上昇が見込まれる」としている。