「銀証業務のフロー統合」 浜本・みずほ証券社長

2023.07.04 04:50
インタビュー 資産形成 海外戦略
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将来のビジネスの種まきとして金融経済教育の重要性を説く浜本社長(6月22日、本店)

みずほグループでは2023年度から新中期経営計画が始動。「グローバルCIBビジネス」「資産所得倍増に向けた挑戦」などを注力テーマに掲げる、みずほ証券の浜本吉郎社長(56)に進捗や展望を聞いた。


――グローバルCIBビジネスについて。


「証券をけん引する重要な事業だ。コーポレートアクション(株価に影響する企業活動)の入口にはM&A(合併・買収)があり、そこから銀行のファイナンスやキャピタルマーケット、セールス&トレーディングにつながる。銀証の垣根なく各機能をバリューチェーンに乗せることでシームレスにサービスを提供する。実現できているのは米国。さらに、グリーンヒル買収でM&Aに重要なアドバイザリー機能を強化した」


――他国での展開は。


「米国での成功をアジア、欧州にどう展開していくかが優先事項。アジアでは、マーケット業務の〝銀証一体化プロジェクト〟を開始した。証券の機関投資家向けマーケット業務と、為替ヘッジなど銀行の発行体向け取引のフローを一体化する。アジアを米国、日本に並ぶ柱にしたい」


――資産形成にどう取り組む。


「あらゆるチャネルを駆使して資産形成のお手伝いをしていく。富裕層や準富裕層はみずほ証券のプロが対面でコンサルティングを行い、働く現役世代にはネットやコールセンターを中心に対応する。若年層は提携する楽天証券を紹介し、楽天証券からの送客も考える。資産運用にあまり関心のない層はPayPay証券のポイント運用からキャッシュ運用に導きたい」


――営業スタイルの変化は。


「リテールの運用方針を変える。収益目標を評価から外し、お客さまへの貢献度合いを指標化したものを評価のベースに据える。過去のやり方を変え、顧客本位のビジネスにシフトしなければ、今後証券会社は存在できなくなる」


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