西日本シティ銀、ファンドで事業承継支援強化 40億円規模へ
2023.06.30 20:12(2021.5.27)-e1665043718294.jpg)
西日本シティ銀行は6月30日、NCBキャピタルと共同で「NCB九州活性化3号ファンド」を設立した。後継者不足に悩む地場の中堅・中小企業の事業承継支援に特化し、ファンド総額は2023年12月末までに40億円以上を目指す。
投資対象先は九州地区を中心とした営業エリア内の企業。同行は同様の1号、2号ファンドを組成し計14社に投資したが、約8割が事業基盤の改善など成長資金向け投資で占めていた。今回は事業承継に課題を抱える企業に焦点を当てる。
ファンドの運営主体はNCBキャピタルで、存続期間は8年間。現在までの総額は22億円。出資者である九州地区の事業会社などと投資先の検討や出口戦略で連携する。
また、投資後は同行グループのリソースを活用した人材紹介やコンサルティングなどでサポート。プライベート・エクイティ(PE)ファンドや事業会社との協調投融資も検討する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に