金融データ活用推進協、標準化委が点検シート策定 設立から丸1年
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金融データ活用推進協会は6月28日、活動報告を兼ねたカンファレンスを開いた。金融業界でデータ活用の標準化策定に向けた活動成果を発表。パネルディスカッションには金融庁データ分析統括室の村木圭室長も参加し、インフラ構築における協調の意義について議論した。
冒頭、岡田拓郎代表理事(デジタル庁プロジェクトマネージャー)が会員数や委員会数の増加など2022年度の活動を振り返った。標準化委員会が自社のデータ活用レベルを把握し、取り組むべき施策を検討できるチェックシートを発表。白石寛樹委員長(三井住友カード執行役員マーケティング副本部長兼データ戦略部長)は「半年間で金融機関の現場がよりどころにしてもらえるものができた」と成果を実感する。
パネル討論では、村木室長らがデータ活用プラットフォームを中心に意見交換。金融犯罪対策や生成AI(人工知能)など、各ワーキンググループの概要や目指すユースケースを紹介した。
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同協会は金融業界と個社の発展、個人のスキルアップに貢献することを目的に発足した。金融機関とスタートアップ企業など158社が参画し、金融機関の実務目線に立ったAIやデータ活用の推進を進める。6月に設立から丸1年を迎えた。
新任理事=原田秀美・東京海上日動火災保険デジタルイノベーション部長、齋藤裕美・ソニーフィナンシャルグループ(FG)執行役員DX・CX推進室長兼CDO、藤咲雄司・三菱UFJFG経営企画部次長、新田孝明氏・みずほFGデジタル企画部次長。
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