尼崎信金、ポリテクセンターと連携　企業への人材供給支援

尼崎信用金庫（兵庫県、作田誠司理事長）は6月23日、関西職業能力開発促進センター（ポリテクセンター関西）、兵庫職業能力開発促進センター（ポリテクセンター兵庫）と「産業人材育成等に関する連携協定」を締結した。三者の強みを生かし、産業人材の育成と阪神間の中小企業への人材供給を通じた地元企業の活性化が狙い。

同信金は、人材育成や人材確保に関する両ポリテクセンターの機能・サービスに注目して連携を提案、今回の協定締結につながった。協定では、①企業の人材育成事業および雇用支援事業の周知に関する事項②企業の人材確保、人材育成および生産性向上に関する事項――などに取り組む。まず、取引先と同信金職員を対象に両ポリテクセンターへの見学会を実施する。

同日、尼崎信金本店で協定締結式を開催。同信金の作田理事長は「人手不足は取引先の喫緊の課題。連携を通じて従業員の人材育成につながれば」、ポリテクセンター関西の姫野誠一所長は「尼崎信金の地域ネットワークを生かして多くの企業にセンターの機能を知ってもらいたい」、ポリテクセンター兵庫の坊垣内幸治所長は「尼崎信金が取り組む取引先の人材育成や人材確保を支援していく」と、それぞれ述べた。