東京東・城南信金、芝浦工大とのデータ活用成果を報告

2023.06.21 18:33
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研究内容を説明する市川教授(6月21日、芝浦工大)
研究内容を説明する市川教授(6月21日、芝浦工大)

東京東信用金庫(東京都、中田清史理事長)と城南信用金庫(同、川本恭治理事長)は6月21日、芝浦工業大学とデータサイエンスの地域企業活用法をテーマとしたセミナーを初開催した。会場は同大のスタートアップ施設「ベイエリア・オープンイノベーションセンター(BOiCE)」。約40人が出席した。


三者は2022年5月、「データサイエンス活用による中小企業支援に関する産学連携協定」を締結。同大の市川学・システム理工学部教授及び研究室の学生が両信金の取引先から得たデータを分析、企業の課題解決につなげることを目的に研究を続けてきた。


セミナーでは始めに、BOiCEの古瀬利博センター長が施設の特長などを紹介。両信金で取引先支援のエグゼクティブアドバイザーを務める戸澤幸一氏が連携に至った経緯を、データ提供や活用に協力している取引先2社が事業内容などを説明した。


続いて、市川教授が現在の研究内容や社会課題解決への取り組みを説明。2社のデータに基づいた売り上げ拡大を目的としたPOSデータ分析や、新規顧客獲得につながる実証実験を報告。若者向けへのプロモーション手法として「店頭で音楽を鳴らすことが効果的」などの実験結果を披露した。データを提供した、東あられ本舗の小林宏太郎社長は「実際に売り上げアップ効果があった」と述べた。

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