日本生命、元営業部長が法令違反 保険契約をねつ造

2023.06.22 14:33
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日本生命保険は6月22日、横浜北支社所管の元営業部長が部下の成績を確保するため本人確認書類の偽造による保険契約のねつ造を繰り返していたと明らかにした。2021年4月~23年3月の約80件が対象。本部による申し込み書類の確認作業に際して本人確認の偽造懸念が浮上、関係者や本人へ事情聴取をしたところ不正を認めた。


3月に本部が実施した申込時の本人確認作業中に、運転免許証に偽造懸念が発生。契約者本人へ連絡が付かなかったため、取り扱い営業部の全契約案件を再点検したところ、一部契約者が架空の人物であることが発覚。契約を扱った複数の営業職員へヒアリングをした結果、当該契約手続きはすべて元営業部長に任せていたとの証言が得られた。


元営業部長は部下営業職員の成績確保のため、契約をねつ造し自分で保険料を負担。元営業部長は6月19日付で退職した。同社はこうした行為が刑法や保険業法の違反に当たるとして事案を公表した。

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