よい仕事おこしネット、事業会社と座間市を仲介　市に軟骨伝導イヤホン　

よい仕事おこしネットワーク（事務局＝城南信用金庫）は、連携先の神奈川県座間市と事業会社を仲介し、同市への軟骨伝導イヤホン贈呈を実現した。

6月16日に贈呈式が行われ、同市の成形会社、樹脂リードモデルの迎隆一朗社長から佐藤弥斗座間市長に軟骨伝導イヤホン2台が贈られた。

迎社長は「ニュースで、（城南信金の）川本恭治理事長が軟骨伝導イヤホンを全店に配置した話を聞いた。私もお手伝いできれば」と話し、佐藤市長は「高齢の方などが来られることが多い、戸籍住民課や保険年金課で利用させてもらう」と応じた。

川本理事長は「金融機関も役所も相談事が多いが、耳の遠い方は声が大きくなるため、個人的な相談がしにくい。軟骨伝導はその心配がない」とした。

軟骨伝導は耳周辺の軟骨を経由して外耳道の軟骨を振動させ鼓膜に伝える独特のもの。骨伝導と違い音漏れがほぼないため、逆に音量を大きくできるメリットがある。

城南信金では6月末までに同イヤホンを全店に設置。奈良中央、柏崎、三条、富山、大阪シティ信金や、狛江市、座間市など全国6市町が導入を決めている。