おかやま信金、高校・医療機関と連携 商品開発・災害時対応で協力

2023.06.16 20:08
提携・連携
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク
3者連携を締結した森山泰幸校長(左)と桑田理事長(中央)、高橋淳理事長(右、6月16日、岡山市)
3者連携を締結した森山泰幸校長(左)と桑田理事長(中央)、高橋淳理事長(右、6月16日、岡山市)

おかやま信用金庫(岡山市、桑田真治理事長)は6月16日、岡山県立岡山東商業高等学校と岡山医療生活協同組合と連携協定を締結した。信金と県立高校、医療機関の3者連携は、全国初。「学び」「健康」「金」の専門機関が連携することで、新事業を具現化し地域の魅力向上に寄与していく。


アレンジャーとなったのは同信金。独自の表彰制度「SDGsアワード」や「エリアサポート」で好成績を収めた両者の課題を発掘しマッチング。学園祭における感染症対策などで連携実績を作ったことから、さらなる協力体制の構築へ踏み切った。


主な連携内容は、新事業の創出と災害時の対応について。新事業創出では医療生協の活動に対して、岡山東商高の生徒がアイデアを出し、同信金が事業性評価をすることで連携する。


現在、高齢者が食べやすいスイーツを3者で開発中。同信金に在籍する中小企業診断士によるビジネス案のブラッシュアップや信金ネットワークを生かした販路開拓などによって支援を継続していく。試作を重ね、夏ごろの商品化を見込む。


災害時は、避難場所となる校舎や医療機能、物資支援における事業者ネットワークなどの3者の強みを共有。共同の避難訓練も実施し協力体制をつくる。


桑田理事長は「経営支援のノウハウなどを多彩な機関と共有し協力体制を作ることで、岡山の魅力を向上させていきたい」と話した。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

中国地区信金の商談会、改善続け「マンネリ」防ぐ サプライヤー探しに奔走
西岡養蜂場の西岡代表からミツバチの巣箱をみせてもらう西中国信金の渡邉代理(8月1日、下関市内)
おかやま信金、創業支援で日本公庫と連携 洋菓子店に協調融資
創業後の現状について話す(左から)鞠子さん、杉谷上席課長代理、末津次長(7月24日、パティスリーマリル)
岡山県内7信金、内部監査高度化で連携 年内に営業店リスク評価
7信金の担当者が集まった意見交換会(7月18日、信金中金岡山支店提供)
おかやま信金琴浦支店に乗用車突っ込む 壁面やガラス窓破損

関連キーワード

提携・連携

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)