日銀金沢支店、6月の金融経済月報 全体判断据え置き

2023.06.09 20:50
景気
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日本銀行金沢支店は6月9日、北陸地区の6月の金融経済月報を発表した。全体判断は7カ月連続で「持ち直している」とし、個別7項目の判断も全て据え置いた。


「個人消費」の判断は3カ月連続で「着実に持ち直している」を維持。百貨店・スーパーでは衣料品、化粧品の売り上げが好調。ホテル・旅館の宿泊者数はインバウンド客が増加しているほか、団体客の動きが良くなってきた。


「生産」は「弱含んでいる」を据え置き。電子部品・デバイスは「一段と減少している」から「引き続き減少」に文言を変更したものの、全体では低調な状況が続いている。


吉濱久悦支店長は景気全般について、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行するなか、「外出機会が増加したことに伴い、紳士服・スーツの売れ行きが好調であるなど社会経済活動のギアが一段上がった印象を受けている」と述べた。

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