大銀協、鵜川新会長が就任会見 金融犯罪防止へ連携強化
2023.06.09 18:57
大阪銀行協会は6月9日、定時総会後の理事会で新会長に池田泉州銀行の鵜川淳頭取兼CEO(66)、副会長に関西みらい銀行の西山和宏社長(57)を選任した。
会長就任会見で鵜川新会長は、「2025年大阪・関西万博や大阪IRといった大きなイベントなどが控えている。銀行協会としても、サポートや参画を通じて経済の押し上げに貢献していきたい」と述べた。
23年度に入り、実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済が本格化してきたことについては「条件変更しないと資金繰りが厳しい先も一定程度出てくる。今後、事業をどう継続していくかなど企業に寄り添いながら、さまざまな相談に対応していく」と強調した。
協会活動については、「振り込め詐欺など特殊詐欺は関西でも大きな社会問題。金融犯罪からの利用者保護に向け、大阪府や大阪府警との連携を強化していく」とした。
鵜川 淳(うかわ・あつし)氏 66歳。80年同志社大卒、池田銀行(現池田泉州銀行)入行、18年6月池田泉州銀行頭取兼CEO。
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