三菱UFJ銀、エキナカに金融相談ブース オンラインで接点拡大

2023.06.07 19:03
投信 資産形成
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三菱UFJ銀行は6月14日~9月29日、JR東日本の駅構内にある個室ブース型シェアオフィス「STASION BOOTH(SB)」からオンラインで金融相談サービスを受けられるようにする。デジタルを活用して効果的に顧客接点を拡大したい同行と、駅の在り方や新たな付加価値の創造を目指すJR東の思惑が一致した。


同サービスは、乗降客の多い東京、新橋、新宿、大宮、柏、横浜、中山(横浜市)の7駅にあるSBで提供する。利用できるのは同行口座の保有者で、専用サイトからの事前予約が必要。


相談内容は少額投資非課税制度(NISA)の概要に関することに限定する。利用可能時間は平日10~17時。相談料や利用料は無料だが、1回の相談時間は30分とし、音声アナウンスで終了時間を知らせ退室を促す。


同行では、来店が難しい顧客が通勤途中やショッピングの合間など隙間時間に相談できるよう新たな需要発掘を目指す。一方、コロナ禍の落ち着きでテレワークの機会が減少するなか、JR東はSBに金融機能を備えて新たなニーズを喚起したいと考えた。


今回は、サービスの期間や提供場所、相談内容を限定する試行的な取り組みだが、利用状況や顧客の反応などを踏まえて、タッチポイントを増やす狙いからも拡大方向にかじを切る可能性がある。

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